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お盆に馳せる思い

[2020.08.31]

ミステリーやサスペンスが好きで、小説やドラマ、映画ではこのテのジャンルを選ぶことがあります。この時期夏場はホラーもメディアによく登場しますが、プライベートでグロテスクなものはあまり好みません。お化けが怖い、というのもありますが、でも実は秘かに信じたい、むしろいてほしいと内心思っているのです。というのも、天寿を全うした身内だけでなく、まだあまりにも若く、道半ばにして病気や事故、自死などで旅立ってしまった大切な人が何人かいるため、夢でもいい、お化けでもいいから会いたいと思うからです。ところが、縁もゆかりもないところへ登場すると、遭遇した人は驚き、怖がります。生身の人間でもお化けでも「みんな誰かの大事な人」であるはずなのに、相手を知らないと「恐怖の対象」となってしまうのです。
 何かの本で「人は得体の知れないものがいちばん怖い」と読んだのですが、新型コロナウイルスも同じことかもしれません。早く研究が進み、ワクチンや治療薬が広く普及してくれたら我々も必要以上に怖がることなく対処していけるようになるのにな、と早期解明を願いつつ、今日もキリがないほどの感染症対策に明け暮れています。さて、お盆も終わり、9月を迎えますが、皆様の元に大切な人は帰ってきてくれましたでしょうか?私はいまだに「実感」できずにいます。   by A

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