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院長ブログ

「父の配慮vs母の横暴」(2021.11.28更新)

高校生だった兄が、あるときから腰痛を訴えるようになりました。
部活で柔道部に所属しており、小柄だったことからよく投げられる役目を担っていたことを知っていた母は「気合いが足りない!」と日々一喝。
しかし一向に回復する気配もなく、相手にしてもらえない兄が仕方なく1人で受診したところ、重い病気であることがわかりました。
家族ですら面会させてもらえず、1人でかなり辛い検査を繰り返していると両親が先生から聞かされていたようですが、中学生だった私には心配をさせまいと詳しく話してくれません。
そんな中、働き者の母が昼夜を問わず仕事をしていたある日のことです。
単身赴任先から家に帰っていた父が「夕飯、外で食べないか?」とポツリ。食事の支度をしないで済む私が喜んでついて行くと、そこは近所で評判の高級なお寿司屋さんでした。
お客様がいらしたときに出前しか頼んだことのないお店のカウンターに2人で座り、緊張しながらチマチマとお寿司を食べる私に父が話し始めたのは、兄がもう長くないかもしれないので覚悟しておいてほしい、と主治医の先生から言われた、という衝撃の内容でした。
あまりのショックに味もわからず、静かに涙をこぼしながらひとしきり食事を終えて家に帰ると、ちょうど仕事から帰ってきた母に、父が「あそこのお寿司屋で今、話してきたから」とまたポツリ。母の小刻みに震える手が視界に入り、何と言えばいいのかわからず困惑した私はまた泣きそうです。
「お母さん、私… 」と言いかけたそのときです。
「なんで私のいないときに2人であのお店に行くのよ!!」
え? 父と私は呆然としながら「…… そこ?」

その後、父は母にコンコンと叱られていました。
きっと父なりに、私がショックで取り乱さないよう人目のある静かなお店で話した方がいい、と考えたのだと思うのですが、母にはそんなことは通用しませんでした(食べたかったのね、ごめんね)。

その後、奇跡的に回復した兄は現在も元気にしているのですが、、近所に住む80歳を迎えた今でもパワフルな母に振り回されています。ガンバレー♪

しかし軽い症状と勝手に判断するのは怖いことですね。
気合いで病気は治りません笑
もし何か気になることがありましたら、ぜひ、受診して相談してみて下さいね。

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